前提知識
SaaS 予算ガイド — コスト・ホスティング・要点
SaaS を始める際の実コスト:ホスティング、データベース、決済、メール、そして本当にお金がかかる点。無料プランで始め、早期に検証し、成長時にのみ支払う。
要約
動く SaaS は数ドル/月で立ち上げ可能 — 初期は無料プランで $0 のことも多いです。実際の利用や収益が出たら支払いを始めましょう。
SaaS を始めるにはいくらかかる?
MVP なら現金コストはほぼゼロにできます:
- ドメイン:年間 10–20 米ドル程度(最初の検証段階では不要でも可)。
- リポジトリ/CI:GitHub + 基本的な CI は無料。
- アプリと DB:Vercel と Neon に十分な無料枠があります。
- 決済:Stripe は月額なし。成功課金に対して手数料が発生。
- メール:Resend に無料プラン。オンボーディングや通知に最適。
初月の目安:0–10 米ドル(シンプルに運用)。
ホスティング費用は?
- Vercel:Hobby(無料)で小規模 SaaS は十分(サーバレス + エッジ)。上限超過・高度な機能・大きなトラフィックが必要になったら有料に。
- 代替:自前 VM/コンテナは初期費用がかさみ、運用も複雑になりがち。
結論:無料で開始し、必要になったら拡張。
データベースは?
- Neon:無料の Postgres で開発と初期ユーザーには十分。容量や性能が必要になったらアップグレード。
- ローカル開発:まずはローカルで進め、必要になった時点でマネージド DB を用意してもOK。
Stripe の費用は?
国・地域により異なり、取引ごとの課金が基本。通常は月額なし — 売上があるときに支払います。テストモードの統合と E2E は無料です。詳細は Stripe 料金 を参照し、必要に応じて Stripe サポート にお問い合わせください。
不明な場合は、居住国の正確な料金について Stripe に問い合わせてください。
メールの費用は?
- Resend:無料プランあり。サインアップ、認証、簡単な通知に最適。
- スケール時:配信量や到達性要件に応じて有料プランが必要になることがあります。
実際にお金がかかる主な項目
- ドメイン + DNS:ドメイン、SSL、DNS サービス。
- メール + 受信箱:トランザクションメール(Resend)とサポート用受信箱。
- ストレージ + メディア:ユーザーアップロード、画像、バックアップ。
- 監視 + ログ:エラー追跡、パフォーマンス、オブザーバビリティ。
- バックグラウンド処理 + キュー:スケジュール実行、長時間ジョブ。
- 分析 + ツール:プロダクト分析、A/B テスト、機能フラグ。
- リーガル + コンプライアンス:規約/プライバシー、会計、税、PCI/DSA/GDPR。
- デザイン + コンテンツ:アイコン、テンプレート、コピー、マーケ素材。
- あなたの時間:初期最大の“コスト”。
多くはトラクションが出てから投資すれば十分です。
フェーズ別の簡易予算
- PMF 前(MVP):0–10 米ドル/月(無料枠 + ドメイン)。
- 初期ローンチ:20–100 米ドル/月(無料枠を超えた頃)。
- 成長期:100–500+ 米ドル/月(規模とツールに依存)。
ビギナーへのエール
今すぐ始めましょう。無料枠(Vercel、Neon、Resend)を使い、Stripe はテストモードで統合。薄いスライスを出荷してユーザーと会話し、本当に必要になった時だけ支払えばOK。数ドルで基本的な SaaS は動きます — 大切なのは早期の検証です。